本編の前に、このテーマについて書いてみたいと思います。
喫茶店とカフェの違いって何でしょうか?実は管理人も知らなかったので調べてみました。
喫茶店:コーヒー・紅茶などの飲み物、菓子・果物や軽食を客に供する飲食店
出典:広辞苑第七版 P.719 新村出編 岩波書店
カフェ:主としてコーヒーなどの飲み物を供する店
出典:広辞苑第七版 P.598 新村出編 岩波書店
これらの記載を見ると、喫茶店とカフェに大きな違いはなさそうです。ではなぜ2つの表記があるのでしょうか。その理由として、喫茶店を営業するには喫茶店営業許可、カフェの場合は飲食店営業許可が必要だったという経緯があります。
喫茶店営業許可:加熱調理などの簡単な調理のみ可能、アルコールの提供は不可
飲食店営業許可:加熱調理以外の調理も可能、アルコールの提供可能
法律上の扱いの違い、という部分で分けていた時代の名残ということですね。調理方法の制限がある分、喫茶店営業許可のほうが取得のハードルが低かったようです。
しかし2021年6月1日の食品衛生法改正により、喫茶店営業許可は飲食店営業許可に統合されて消滅、こうして法律上の違いが無くなりました。
結論:現在「喫茶店」と「カフェ」は表記の違いのみで、中身の違いは無い、ということになります。
→ 次回に続く
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